2021.5
東銀座にひっそりとたたずむ「銀座 ます田」。
2018年5月に開業され、3周年を迎えられました。
仕入れから提供、サービスまですべて店主ご自身が担当されているからこそのおもてなし。
肩肘張らない距離感が心地よい、銀座の隠れ家割烹です。

実は1年前にも取材をさせていただきました。
その際の記事はこちら
現在、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の影響で、飲食店では酒類の提供ができません。
そんな中ではありますが
「お酒がなくてもお料理を楽しんでいただきたい」という店主の思いから、
改めて取材をさせていただくこととなりました。

「花」22,000円(税サ込)のご紹介
招待日和では「花」22,000円(税サ込)が1名無料となります。
通常ディナータイムのみのご提供になりますが、招待日和ではランチタイムにもご利用可能です。
緊急事態宣言下ではお酒をご提供できないため、取り扱う食材やコースの構成を工夫しご提供してくださいました。
1品ずつご紹介させていただきます。

今回はノンアルコールビールで…。
先附・前菜
芋たこ南京、穴子のちまき、雲丹と松藻(まつも)のジュレ

雲丹と松茂のジュレ、涼しげで初夏にぴったりです。
ふわふわの穴子ともっちりとしたちまきは”端午の節句”をイメージした一品です。

ディナーの場合、先附と前菜は分けてゆっくりとご提供されますが、ランチタイムでお時間を十分に取れない方も多いためあえて一皿でご提供くださいました。
椀物
ホワイトアスパラのすり流し 和風ポタージュ

旬のホワイトアスパラを使った椀物。
余計な味つけは一切なしの素材を生かした優しいお味です。
中には大きな蒸しあわびとカタクリの葉。
様々な食感を楽しめます。

お造り
旬のお刺身4点盛です。

本日はこちら。
カマスの焼霜造り、アオリイカ、本マグロ、こち
盛り付けもお皿も美しい。
器はすべて、店主自らが選んだものです。

本マグロのサシにもうっとり。
おろしたてのワサビが甘さを引き立ててくれました。
煮物
宮崎牛のしゃぶしゃぶ


宮崎牛は口の中でとろけます。
思わずうなりました!
うるい、姫たけのこのシャキッとした食感と、花山椒・行者にんにくの香りが良いアクセントになっています。
焼物
白皮甘鯛の塩焼き、ヤングコーンの炭火焼


粗めにおろした大根とポン酢でシンプルにいただきます!
強肴
わらびのお浸し

店主の故郷である新潟県産のわらびです。
山菜のシャキッとした食感とツーンと花に抜ける生姜の香りを愉しませていただきました。
お食事
自家製 十割蕎麦

福井県大野勝山地区の蕎麦粉を使った、十割蕎麦。
つなぎを一切使わないので、そば粉の風味を100%味わうことができます。
店主渾身の手打ち蕎麦。
香りものど越しも最高です。

白くとろみのあるそば湯。
そば湯にはお蕎麦の栄養もたっぷり含まれています。
お好みでそばつゆで割っていただき、最後までお楽しみください。
甘味
生ゆばのくずよせ
黒蜜をお好みでかけていただきました。

生ゆばのくずよせは、あっさりだけどクリーミーなくちどけ。
そして、添えられたマンゴーの甘さにも驚き。
ひとつひとつの満足度が高すぎます。
あまりのおいしさに感動し、
「生ゆばのくずよせ、タッパーで持って帰れないですか?」とつい言ってしまった私です(笑)
それは無理!と店主も苦笑い。
失礼しました!(笑)
そんな会話が楽しめるのも、カウンター席の特権。
店主お一人でおもてなしをされているからこその、心地よい距離感です。

また甘味にあわせて特別に抹茶をたててくださいました。
抹茶の苦みが、甘味とも良く合います。
食後の至福のひと時です・・
ゆっくりと非日常空間を味わうことができ、なんとも幸せな時間でした。
ごちそうさまでした。

デザートの急なお持ち帰りは無理でしたが(笑)、事前にご相談いただければお持ち帰りに対応いただけるものもあるそうです!
「花」は以上となります。
今回は緊急事態宣言期間であり、なおかつランチタイムという事もあり、
珍味はあえて外し、お酒を飲まない方でもご満足いただけるよう、存在感のある旬の食材をふんだんに使った構成を考えて下さいました。

お客様にあわせた最上のおもてなしを

新潟出身の増田店主。
新潟の老舗料理店で修業し、その後上京。
東京では名だたる老舗料亭で腕をみがき、2018年に「銀座ます田」を開業。
店主ご自身が、仕入れ、ご提供、サービスまで担当。リピーターも多く、お客様ひとりひとりにあわせたおもてなしは定評がある。
仕入れる食材には一切妥協せず、その日の最高の状態でご提供します。
ご来店されたお客様との会話はしっかりとメモし、次回以降はお好みに合わせた食材をセレクト。
1日3組限定のこじんまりとしたお店だからこそできる最上のおもてなしです。
いざ、という時の行きつけに。

接待や会食が減ってしまった、このご時世。
和食割烹になじみのない方も多いかもしれません。
ぜひ招待日和をきっかけに、気軽に足を運んでもらえればと増田店主はおっしゃっていました。
店主の一貫したサービスがあるからこそ、2度目3度目はよりおすすめです。
「いざ」という時の、あなたの行きつけになれば嬉しいです。
銀座 ます田
〒104-0061
東京都中央区銀座7-13-22 友野ビルB1F
※火・木・金・土はランチタイムにもご利用可能です
>>店舗HP