カーサビアンカ[イタリアン/京都]

京都の名店で味わう、四季と感性のイタリアン「カーサビアンカ」

今回ご紹介するのは、京都・出町柳にあるイタリアンレストラン「カーサビアンカ(Casa Bianca)」です。

白を基調としたエントランスをくぐると、静かで落ち着いた空間が広がります。

派手さはなく、どこか京都らしい穏やかさ。ゆったりとした時間の中でお料理を楽しめる、まさに大人の隠れ家といった雰囲気です。

いただいたのは、招待日和に掲載中の「MENU DELLO CHEF」(1名 15,000円/税込)

旬の食材を使い、シェフがその日のインスピレーションで仕立てる特別コースです。

※仕入れ状況により内容が変わることがございます。今回は2025年9月の内容をご紹介します。

イタリア料理 カーサビアンカ

〒602-0832 京都府京都市上京区今出川通寺町西入大原口町214

営業時間:
昼 11:30~14:00(ラストオーダー)
夜 17:00~21:30(ラストオーダー)

>>公式サイト

コースのご紹介

冷たい前菜馬肉のタルタル

最初の一皿から驚かされました。しっとりとした赤身の旨みが、舌の上でとろけていくんです。

冷たいのに、どこか温かみを感じる味わい。オリーブオイルとほんのり香る香草が、素材の甘みを引き立ててくれます。

一口で「今日は絶対においしい夜になる」と確信しました。

温かい前菜フレッシュポルチーニのフリット

サクッとした衣の中から、ポルチーニの香りがふわっと広がります。

噛むたびに鼻から抜ける秋の香りが心地よく、まるで森の中にいるよう。

軽やかなのに、味はしっかり。素材の持ち味を引き出すシェフのセンスを感じました。

冷製パスタ、ゴールデンキャビアのフェデリーニ

見た目からして美しい一皿。細めのフェデリーニに冷たいソースがよく絡み、キャビアの塩気がアクセントに。

口の中でプチプチとはじける瞬間がたまりません。

冷たいのに深みがある、不思議と満足感の高い冷製パスタでした。

手長海老(スカンピ)のキタッラ

ぷりぷりの手長海老と、自家製パスタのコシが絶妙なバランス。

海老の甘みがソースにしっかり溶け込み、ひと口ごとに海の香りが広がります。

「もっと食べたい」と思ってしまうほど、印象的な一皿でした。

魚料理:甘鯛の鱗焼き ベルモット風味のソース

表面の鱗がパリッと香ばしく焼かれていて、フォークを入れる瞬間からワクワクします。

中の身はふんわり。ソースのベルモットの香りがほのかに漂い、上品で優しい味わいでした。

見た目にも美しく、思わず写真を撮りたくなるようなひと皿です。

肉料理:仔牛のソテー バルサミコソース、パルミジャーノ添え

柔らかい仔牛に、少し酸味のあるバルサミコがよく合います。

チーズのコクと香ばしさが加わって、味に奥行きが。

ナイフを入れるたびに香りが立ちのぼり、幸せな気分になります。

この日一番、ゆっくり噛みしめたお皿でした。

ドルチェ

ドライフルーツのケーキ、ティラミス、レモンとローズマリーのシャーベット、プラリネのセミフレッド

デザートは、まるで小さなコースのよう。

濃厚なティラミスの後に、レモンとローズマリーシャーベットでリセット。

プラリネのセミフレットは香ばしさと冷たい口あたりが、食後の幸福感をさらに高めてくれました。

最後の最後まで“余韻の美”を感じられる締めくくりです。

まとめ

カーサビアンカは、料理だけでなく、時間の流れそのものが贅沢に感じられるお店です。

お皿の上に季節があり、香りの中に京都の空気がある。

どの料理も華やかすぎず、でも確実に印象に残る――そんな“記憶に残るイタリアン”でした。

特別な日のディナーはもちろん、静かに丁寧に食事を楽しみたい夜にもぴったりです。

一度訪れると、また季節を変えて来たくなる。そんなお店でした。

イタリア料理 カーサビアンカ

〒602-0832 京都府京都市上京区今出川通寺町西入大原口町214

営業時間:
昼 11:30~14:00(ラストオーダー)
夜 17:00~21:30(ラストオーダー)

>>公式サイト

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