今回は、京都市役所前駅からほど近い天然活魚料理のお店「さかな 波波」さんへお邪魔してきました。
石壁に大きく掲げられた「波波」の文字と、明かりの灯る木の扉が印象的な外観です。
すっきりと落ち着いた佇まいで、扉を開ける前から、これから始まる食事への期待が高まります。

こちらのお店では、店主が市場で目利きした旬の天然魚を中心に、素材の持ち味を活かした料理を楽しめます。
カウンターでは、京都府認定「現代の名工」の技を間近に眺めながら食事ができるのも魅力です。

さかな 波波
〒604-0934
京都府京都市中京区尾張町231
二条麩屋町ビューハイツ1F
営業時間:
17:00 – 22:30
定休日:日曜日、月曜日
※日曜日は貸し切り・事前予約により営業
>>公式サイト
今回は、旬の天然魚を存分に味わえる〖最上コース〗をいただきました。
コースのご紹介
八寸

コースは、季節を感じる彩り豊かな八寸から始まります。
野菜や海藻、魚介を使った小さな料理が美しく並び、少しずつさまざまな味を楽しめる一皿です。
やさしい味わいのもの、食感を楽しめるもの、磯の香りが広がるものと、それぞれに違った魅力がありました。
ひと品ずつゆっくり味わっていると、自然とお酒も進みます。
これから続く魚料理への期待が一気に高まるスタートでした。
小浜産 岩牡蠣

続いては、小浜産の岩牡蠣です。
大きな殻いっぱいに、つややかで立派な身が詰まっています。
口に入れると、ぷるんとした食感とともに濃厚でクリーミーな旨みが広がり、磯の香りもしっかりと感じられました。
そのまま味わった後は、レモンをひと搾り。
爽やかな酸味によって後味がきゅっと引き締まり、岩牡蠣の甘みがさらに際立ちます。
水ダコと剣先イカ

水ダコと剣先イカは、素材の違いを食べ比べられる一皿です。
水ダコはほどよい弾力があり、噛むほどにじんわりと甘みが増していきます。
剣先イカはねっとりとした口当たりで、上品な甘さが印象的でした。
シンプルな仕立てだからこそ、鮮度の良さと、それぞれの魚介が持つ食感の違いを素直に楽しめます。
お刺身盛り合わせ

お刺身は、カツオ、アジ、イサキ、石垣鯛、ヒラメの盛り合わせ。
カツオの力強い旨み、アジの脂、イサキの上品な味わい、石垣鯛のしっかりとした歯応え、ヒラメの繊細な甘みと、ひと皿の中でそれぞれの個性を楽しめます。
厚みのある切り身は食べ応えがあり、魚好きにはたまらない贅沢な盛り合わせでした。
アコウの炭焼き

アコウとも呼ばれるキジハタは、炭焼きでいただきます。
ふっくらとした白身には上品な旨みと甘みがあり、炭火の香ばしさがよいアクセントになっています。
焼くことで魚の味がぎゅっと凝縮され、香ばしい表面とやわらかな身の対比も楽しめました。
添えられた野菜も香ばしく、魚の余韻を引き立ててくれます。
おしたし

魚料理が続く合間にうれしい、青菜ときのこのおしたしです。
青菜の心地よい食感ときのこの風味に、やさしいお出汁がしっかりと染みています。
シンプルながら、ほっとひと息つけるような味わいで、次の料理へと自然につないでくれました。
ハモ落とし

京都の夏らしい一品、ハモ落としです。
丁寧に骨切りされた鱧は、ふわりとやわらかな口当たり。
淡白な印象の中にも、噛むほどに上品な旨みが感じられます。
余計な味を重ねすぎず、鱧そのもののおいしさを楽しませてくれる、季節感あふれる一皿でした。
石鯛と賀茂茄子の揚げ出し

石鯛と賀茂茄子を合わせた揚げ出しです。
賀茂茄子はお出汁をたっぷりと吸い、口に入れるととろりとほどけます。
そこにふっくらとした石鯛が合わさり、魚の旨みと京野菜の甘みを一緒に楽しめる仕立てです。
香りのよいお出汁まで飲み干したくなるような、京都らしさを感じる一品でした。
バフンウニとアジの握り

コースの途中には、バフンウニとアジの握りが登場します。
バフンウニは濃厚で、口の中でとろけるとともに、甘みと磯の香りが一気に広がります。
アジには細やかな包丁仕事が施され、脂と旨みをしっかりと感じられました。
趣の異なる二貫を味わえるのもうれしく、満足感のある一皿です。
稚鮎の唐揚げ

稚鮎の唐揚げは、頭から尾まで丸ごといただけます。
衣はさくっと軽く、噛むと鮎ならではの香りとほろ苦さがふわりと広がります。
レモンを搾ると、後味がより爽やかに。
季節を感じる味わいで、日本酒と一緒にゆっくり楽しみたくなる一品でした。
土鍋ご飯・お新香・椀

締めは、魚ときのこをたっぷり使った土鍋ご飯です。
蓋を開けると、香ばしく焼かれた魚ときのこが一面に広がり、湯気とともに食欲をそそる香りが立ち上ります。

魚の旨みと脂がお米一粒一粒に染み込み、きのこの豊かな香りも重なります。
コースをたっぷり味わった後でも、思わずもうひと口と箸が進むおいしさです。

お新香と温かい椀を添えていただくと、ほっと落ち着く味わいに。
最後まで魚のおいしさを堪能できる、大満足の締めくくりでした。
デザート

デザートは、ひんやりとしたアイスと瑞々しいフルーツです。
やさしい甘さと爽やかな後味で、魚料理をたっぷり楽しんだ後にぴったり。
充実したコースを、軽やかに締めくくってくれました。
まとめ
京都市役所前の落ち着いた空間で、旬の天然魚をさまざまな仕立てで楽しめる「さかな 波波」。
小浜産の岩牡蠣や鮮魚5種のお刺身、夏の京都らしい鱧、アコウの炭焼き、握り、揚げ物、土鍋ご飯まで、最初から最後まで魚の魅力を存分に味わえるコースでした。
素材ごとの食感や旨みを活かした料理はもちろん、季節の野菜を組み合わせた一品にも丁寧な仕事が感じられます。
カウンターで職人の技を間近に楽しむのはもちろん、ゆっくり過ごせる個室も用意されています。
記念日や接待、魚好きな方との特別な食事に、ぜひ訪れていただきたい一軒です。
さかな 波波
〒604-0934
京都府京都市中京区尾張町231
二条麩屋町ビューハイツ1F
営業時間:
17:00 – 22:30
定休日:日曜日、月曜日
※日曜日は貸し切り・事前予約により営業
>>公式サイト


