今回は地下鉄祇園駅と呉服町駅のちょうど中間辺りにある、お鮨屋さん【博多祇園鮨米八】さんへお邪魔してきました。
こちらのお店は、唐津で有名な(鮨つくだ)店主監修とのことで、唐津を中心とした魚をふんだんに使用したお鮨が食べられる店です。
夕方になると、エントランスの光が縞模様に照らし出され、光と影の陰影が、なんとも素敵な印象を演出していました。

のれんをくぐって、店内に入ると、目の前には、8席限定のカウンター席が広がります。

コースのご紹介

席に案内されると、目の前にはお品書きや、ビシッとファーマルな服に模したテーブルナプキンとお箸、有田焼や、唐津焼のコースターが配置されていました。
食事の前から唐津つくしのおもてなしがされているのが分かりました。
これから始まる食事にも期待してしまいます。
お食事が始まる前に、1杯目の飲み物を頼みました。
こちらのお店には、ビールマイスターの資格を持った方や、ワインと日本酒のソムリエがいらっしゃるということで、お食事にあうお酒も楽しめそうです。

最初の1杯にはチェコのビールピルスナーウルケルを注文しました。
最初は苦い?と思ったのですが、飲み始めると苦味は気にならなくていき、すっきりした味わいでのど越しも良かったです。
ビールでのどを潤したあとは、料理に合わせた6杯6000円の日本酒ペアリングをお願いしました。
さて、お料理が始まります。
一斉スタートのようで、店主がお料理の説明をしてくれながら、食事が始まりました。
一品料理

最初の一品は、唐津では有名な【川島豆腐】です。
最初はそのまま食べて、次に柑橘や、塩をつけて食べます。
そして最後は、海苔に巻いてと、色んな味を楽しめるように出してくださいました。
少し固めの豆腐で、風味も触感も私好みでした。
続いて、刺身に、かんぱちとアオハタというお魚がでてきました。
この店で使われる魚は、全国でも生き締めで有名な【大山鮮魚店】から仕入れている魚だそうです。どうりで、どちらの魚も新鮮で身がぷりぷりしていました。

新鮮過ぎて弾力があるため、お鮨で出すよりも刺身で頂く方が美味しいのだそう。
魚の産地や扱い方にとてもこだわりを感じました。
お酒は早速日本酒に変わり、1杯目は獺祭のスパークリングで始まりました。
ふわっと口の中がフルーティーな香りでいっぱいになります。

お酒に感動していると、
ほどなくして、大きな北海道産のホタテが出てきました。

ホタテの上には、唐津の雲丹と卵黄のたれがたっぷりとかかっています。
淡白でうま味のあるホタテを、たれが濃厚でうま味豊かなお料理へと進化させてくれていました。
これでもかというくらいふんだんに雲丹が使われている、大変贅沢な一品です。
続いての料理は、山口県産のマテ貝です。

オリーブオイルでアヒージョのように煮たマテ貝はとても柔らかく、甘くやさしい味がしました。貝特有の歯ごたえはそれほど感じず、嚙み切れるほどしっかり煮込まれていました。
そえてある山葵を少量つけて食べると、さわやかさがほのかに鼻に抜けて、美味しかったです。
その後、箸休めに、ふきのとうの味噌という春らしい1品が出ました。

ふきのとうのえぐみが感じられる、大人の味です。
これをあてに、ちびちびお酒を飲むのも良さそうだなと思いました。
続いて2種類目のお酒のペアリングは、東一の飲み比べでした。

純米吟醸と、純米の飲み比べです。どう表現したらよいか難しいのですが、すっきり感がそれぞれ違いました。
利き酒師でもあるソムリエさんのお話を聞きながら頂きます。
少しずつ酔いが回り始めた感じはあったのですが、美味しく頂けるのが一番です。
東一にあうように出てきたお料理は、富山のホタルイカでした。
うま味が強くお酒によく合います。

続いてのお料理は、北海道産、蝦夷アワビです。

アワビの肝と卵黄のソースがかかった、うま味が凝縮した一品でしす。
アワビは長時間煮込んであるそうで大変柔らかくて、アワビらしくない歯ごたえに驚きました。
また、肝のうま苦さと卵黄が絡まったタレはとてもクリーミーでした。
海の幸そのものの味をひきたてつつ、やさしく味付けされたお料理は、どれも丁寧に作られ繊細でした。
続いてはお肉です。
佐賀牛のイチボのローストビーフにジュレをかけたものが出てきました。

お肉の旨味を引き出すために、ジュレはあっさりしていて、たまにブラックペッパーがアクセントでした。美味しくてすぐになくなってしまいました。
ペアリングは而今山田錦です。
このお酒は水ですか?というくらい柔らかくて、するする飲める感じがしました。

普段、日本酒は飲まないのですが、色んな種類のお酒を楽しめるのがペアリングの良いところですね。また、同じ銘柄でも、米の磨き方で全然違う風味のお酒になるのが不思議です。
鮨
さて、ここからはお鮨に入ります。
まず1貫目に、長崎県産の中とろが出てきました。
とろけるような口当たりで、お鮨の大定番です。

続いて赤身、これもすっと入っていく軽さで、間違いないおいしさです。

つづいては石鯛、桜鯛、ヒラメとさっぱりした白身のネタが続きます。ヒラメは少し甘さがありました。


続いては光物の鰯。こちらは新鮮でほろほろ口の中にとけていく感じがしました。

鯖は海苔で巻いて食べるという珍しい食べ方で頂きました。

次はぷりぷりした海老です。
濃厚なエビの出汁で作った味噌汁も一緒にいただきました。
ビスクのように海老のうま味が凝縮されたお味噌汁でした。


そして、最後のお鮨は雲丹です。
海苔で巻いたものを店主から手渡しされて、すぐに口に運びました。

海苔はぱりぱりしていて、雲丹の旨味のあとから海苔の香りが鼻に抜けていきます。
とても贅沢な1貫でした。
甘味

お料理は終わり、最後は甘味の水晶餅が出てきました。
柔らかい皮に包まれたあんこがやさしい甘さで口の中を満たしてくれました。
嬉野茶を頂いて本日のコースは終了です。
日本酒ペアリング
ペアリングでは、他にもこのような銘柄をいただきました!
どれもお料理に合うものばかり。色々試してみたい方はぜひペアリングをお選びください!



まとめ
唐津や佐賀の食材にこだわり、丁寧に仕立てられたお料理とお鮨を楽しめる「博多祇園鮨米八」。
ひと品ごとに素材の良さがしっかりと感じられ、繊細な味付けと美しい盛り付けに、自然と心が満たされていきました。
特に、日本酒ペアリングは普段あまり日本酒を飲まない方でも楽しみやすく、お料理との組み合わせによって広がる味わいの変化がとても印象的です。
落ち着いたカウンター空間で、店主との会話を楽しみながらいただく時間は、まさに“大人のご褒美”。
記念日や特別な日の食事はもちろん、美味しいお鮨とお酒をゆっくり味わいたい日に、ぜひ訪れていただきたい一軒です。


