西麻布の交差点から1分のところにある日本料理屋です。
希少な食材をふんだんに使用しており、提供時の説明が
お料理に深い思いを知ることができます。
美味しくいただくだけでなく、幅広い知識も楽しむことが
できるお店です。
招待日和のご提供コースは「12,000円コース」
(通常価格 1名様12,000円/税サ別)です。
※2017年8月のコース内容をご紹介します。
※季節や仕入れ状況によりコース内容は異なります。
■御座付
海そうめん、イカ、キュウリの煮物です。シンプルな見た目とは
裏腹に技術が詰め込まれた一品です。
■座付吸物
トウモロコシのすり流し、万願寺唐辛子、レンコンの茎。
トウモロコシの甘味をいただく一品です。変わっているのは、
レンコンの茎と赤い万願寺唐辛子を使用していること。
添えられたお野菜にも楽しませようという面白さが伺えます。
■造り
神経締め鯛、アジのなめろう。神経締めの鯛は鮮度を保つための
技法の一つ。
鯛の釣りたての鮮度を残した最高の状態でした。アジのなめろうも
提供直前に味噌とあえた逸品、さらにわさびも提供直前に
すり下ろした本わさび。鼻に抜ける香りはすりたてだから
味わえる最高の一品でした。
■肉料理
富良野和牛のしゃぶしゃぶ、そうめんカボチャ。
富良野和牛を一瞬、湯に通した一品。富良野和牛の上質な赤身を
味わいながらも、ほどよい脂が口の中に広がります。
付け合わせになる「そうめんカボチャ」も関東ではなかなか
いただくことのできないお野菜でした。
■揚物
イカの岩石揚げ。イカの甘味と食感を楽しむ一品です。
■焼物
天竜鮎の塩焼き、豆乳チーズ。
天竜鮎は頭の苦み、しっぽに行くにつれて身の甘味を楽しむことが
できました。また豆乳チーズも驚きの一品です。濃厚なチーズの
ような味わいながら、口の中からはすっと消えていく面白さが
特徴でした。これはぜひ味わっていただきたいと思います。
■煮魚
コズクラの煮付け。
ぶりの幼少期の魚です。関東での流通量は少ない魚種の一つ。
ブリのように身が詰まった感じではなくふっくらとした身でした。
同じ種類の魚でも成長過程により身の具合がこんなにも違うのかと
新しい発見ができる一品でした。
■お食事
ハモのそうめん。そうめんは手延べそうめん。そして太さ、
長さも特注品です。
ここでしか食べることのできないそうめんをお楽しみください。
■デザート
ぜんざい。
あたたかく、優しい味わいでした。コースの締めにぴったりと合う、
穏やかな味わいは心地よい余韻を残してくれます。
さて、これでコースは全てになります。
こちらにお食事に来られた際はぜひお酒をご注文ください。
お酒を注文すると、目の前に業物の切子のお猪口がたくさん入った木
箱を持ってきてもらえます。
どれもとても美しい光を放っていますが、その中でも自分の好みの
輝きを放つお猪口と一緒に美味しいお酒をお楽しみいただけます。