ふく料理 しのだ[日本料理/下関]

今回は山口県下関市へ行ってきました。

下関といえば、ふぐですよね。

下関ではふぐのことを「ふく」と呼びます。
幸福の福を重ねて縁起をかつぎ、‘‘福をもたらす‘‘魚として愛着を持たれているそうです。

今回ご紹介するのは、そんな「ふく」を堪能できるお店「ふく料理しのだ」です。

ふく料理しのだ
山口県下関市今浦町7-9
>>公式HP

ふく料理しのだについて

ふく料理しのだは、創業50余年。
昭和40年に下関・今裏に開業しました。

当時はまだふく料理が珍しく、宴会が中心でしたが、知名度アップに伴い県外からのお客様も増え、今では大切な記念日やご家族のお祝い等、様々な用途でご利用される方も増えているようです。

店内は1階がテーブル席、2階には個室が4部屋。昨年リニューアルされ、お座敷用のテーブル・椅子もご用意ができるようになりました。

プライベート空間でゆっくりとお寛ぎいただけますのでおすすめです。

※別途5%の個室料がかかります

ふくコース唐揚または白子焼付コースのご紹介

さっそく、ふぐ三昧のお料理「ふくコース唐揚または白子焼付コース」(1名様 16,500円/税込)を堪能してきたいと思います。

店内に入ると1階のテーブル席に案内されました。白を基調とした落ち着いた雰囲気の店内です。

席につくなり、まずはビールを注文。お料理前に軽く喉を潤します。

少しすると、前菜3種が出てきました。

いよいよお食事のスタートです。

左から
ふくの酒盗あえ/ふくの煮こごり/穴子の南蛮和え

酒盗は塩気がいい塩梅で、さっそく日本酒が飲みたくなりました。

しかし、ここは前菜を堪能します。

続いて、真ん中のお皿の煮こごりを食すと、生姜のシャキシャキの歯ごたえと、ふくの皮とゼラチンの歯ごたえが美味でした。

右側の穴子の南蛮漬けは、甘さのなかに酸っぱさもあり、味のアクセントに。穴子はホロホロとくずれて、柔らかく調理されていました。

前菜でビールもなくなってしまいました!

続いては、ふぐ料理の大定番、ふぐ刺し(てっさ)です。

二名で予約したコースですが、大皿いっぱいにふぐ刺が盛られていて、目にもお腹にも大満足の一品でした。

刺身一切れ一切れはお皿の模様が透けてみえるほど透き通っているのですが、刺身自体は思った以上に厚めだったので、食べごたえ、歯ごたえ共に十分でした。

まず最初は、ポン酢にもみじおろしを溶かして食べました。

次は、皮とネギを刺身で巻いて食します。食感と風味が変わってどちらもとっても美味しかったです。

もちろん、お酒も進みます。

ふぐ刺しには、山口のお酒として有名な獺祭を合わせ頂きました。

無濾過生原酒という製法の獺祭を注文したのですが、さらっとして飲みやすく、スイスイいってしまいました。

てっさがなくなる頃、次のお食事が運ばれてきました。

こちらもご馳走、ふくの唐揚げです。

かぼすをお好みでかけて頂きます。

揚げたてのおいしいこと!

衣はからっと、身はぷりぷり柔らかいく、揚げ物なのに、軽くてぺろりと食べてしまいました。

唐揚げのお供には、獺祭3割九分という製法の日本酒を頂きました。同じ獺祭でも、こちらのほうが少しきりっと辛口です。

まだまだ、ふぐ料理が続きます。

次のお料理はふぐちりことふぐ鍋でした。

野菜やふぐがたっぷりなので、2回に分けて食べました。

1回目は仲居さんが入れてくださり、2回目は自分達のタイミングで具材を入れます。

お酒も進み、お腹も随分と膨らみましたが、お鍋といえば、〆の雑炊も欠かせません。

こちらも仲居さんが作ってくださいました。

ふぐや野菜の出汁がたっぷり入ったスープは優しい味でした。

お漬物の野沢菜とたくあん、鰹昆布はどれも美味しく、口の中がさっぱりリセットされました。

十分お腹は、満たされていますが、最後の甘味としてフルーツが出てきて、本日のお食事は終了です。

ふぐ料理はとても繊細で、はじめから終わりまでほっこりと優しいお味でした。

こちらのコースは、ふぐといえばこれ!というメニューが全部詰まっており、きっと皆さまにとっても嬉しい内容に違いありません。

お料理だけでなく、雰囲気やサービス、そのすべてが、大切な人と大切な食事にはぴったりな空間だと感じました。

さすが、創業50年以上の老舗のお店です。

下関までいらした際はぜひ、「ふく料理しのだ」さんへ足を運んでいただければと思います。

ふく料理しのだ
山口県下関市今浦町7-9
>>公式HP

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