arkua(アルカ)は、仙台市青葉区国分町にあるフレンチレストランです。
ミシュラン一つ星レストラン「nacree」でセカンドシェフを務めた渡邊氏が開業し、伝統的なフレンチ技法に独自のアレンジを加えた料理を提供しています。
季節感あふれる前菜を片手でつまめるフィンガーフードにしているように「肩ひじ張らずに楽しんでほしい」というのが店の思い。友人宅を訪れたような居心地のよさがありながら、提供される料理はどれも目と舌を満足させるものばかりです。

arkua(アルカ)
〒980-0803 宮城県仙台市青葉区
国分町3丁目5−22 清野ビルディング 1F
>>公式サイト

今回は、menu ark 18,000円(税込)を取材させていただきました。
こちらは、前菜、デザートを含む11〜13品のフルコースとなっております。
※2025年1月時点の内容になります。
それでは早速ご紹介いたします。
フィンガーフード(奥から)

・ミンククジラの尻尾と「ひがしもの」のタルタル
・鱈の白子の竹炭フリット
・玉ねぎのグラッセと春菊のスープ
自然を感じられる内装に浸っているとお店のコンセプトに合った自然と一体化した前菜3種類が提供されました。
秋田県産ボタンエビのミキュイ

昆布締めした蕪と蕪の皮のクリームソース
食用花をちりばめた1品、旨味を極限まで引き出したボタン海老とクリームソースがとても美味しい。
菊芋のロースト

曲がりネギのソース セリと柚子の焦がしバター ブルーチーズ
ホクホクな菊芋にブルーチーズの香りが絶妙にマッチした1品です。
カリフラワーの薪火ロースト

毛蟹と林檎のサラダ オランデーズソース
なんとこちらは失敗作から出来上がった1品だそうです。丸焦げにしてしまい提供できないと思われたが食べてみたら美味しかったので商品化されたというエピソードもお聞きすることができました。
カリカリ食感のカリフラワーと薪火の香りが食欲をそそります。
パン

クエの薪焼き ブロッコリーのペースト 牡蠣の凍結粉砕 シャンパンソース

淡白なクエの身に濃厚な牡蠣のソース。口の中に香りが広がります。
猪の肩肉のロースト マスタードソース

ジビエを得意とするこの店で2種類のメインを食べました。
肩肉ではあるものの、脂もくどくなくさっぱりとした味わいです。
猪の概念が変わった瞬間でした。
涌谷町の野生の真鴨のロティ

自家製いちじくビネガーのガストリック 鴨レバーソース
見た目はギョッとする方もいるとは思いますが、いざ食べてみるととても美味しい。
旨味が強い赤身肉に濃厚なレバーソースがベストマッチ、余韻がずっと続く1品。
デザート1:紅まどんなと干し柿のペースト

フロマージュブランのアイス/柚子の泡
前菜から見た目で楽しませてくれるフィナーレ。
お腹がたまってきたところでさっぱりとした食べやすいデザートです。
デザート2:栗のブリュレとサブレ

香ばしくキャラメリゼされた栗のブリュレに、ほろほろとしたサブレの食感、さらに泡状のソースが軽やかなアクセントを加えています。
デザート3:パイナップルのスフレグラッセ

安納芋のモンブラン/いちごとミルク
くりぬいたいちごの中にはミルクが入っていて、目と舌両方で愉しませてくれます。
コースは以上となります。
arkuaが誇るこちらの最高峰のコースは、旬の食材を贅沢に使用した全11〜13品の至極のフルコース。一皿ごとにシェフの感性が光る、洗練された味わいと美しいプレゼンテーションが魅力でした。
日本の四季を感じる厳選食材と、フレンチの技法が織りなす至高のひととき。仙台にお立ち寄りの際はぜひご堪能ください。
特別な日にふさわしい、arkuaの真髄を味わえるコースです。
arkua(アルカ)
〒980-0803 宮城県仙台市青葉区
国分町3丁目5−22 清野ビルディング 1F
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