“すべての皿にトリュフ”を掲げる特別コースを体験
今回伺ったのは、外苑前の静かな通りにひっそりと佇む「Terres de Truffes, Tokyo(テール・ド・トリュフ東京)」。
扉を開けた瞬間、ふわ〜っと漂ってくる濃密なトリュフの香りに「この時点で“今日は絶対にいい日になるな”」と確信しました。
いただいたのは、招待日和にも掲載されている Truffes Signature Course(22,000円)。
「すべての皿に必ずトリュフを使う」というお店の哲学が、料理ごとに形を変えて表現され、香りがどんどんふくらんでいく…そんな“香りの旅”のようなコースでした。

Terres de Truffes,Tokyo(テール・ド・トリュフ東京)
〒107-0062 東京都港区南青山2丁目27−6 レーベ南青山 1F
営業時間:
昼 11:30~15:00(13:30)
夜 17:00~23:00(20:30)
>>公式サイト
コースのご紹介
栗と胡桃、フォアグラのモンブラン

秋らしい香りを纏ったアミューズ。ひと皿目から心を掴まれました。
栗と胡桃のほっくりした甘さにフォアグラのコクがすべり込むように合わさり、そこへトリュフの香りがふわっと重なる瞬間がたまらない。
「このコース、絶対すごいぞ」と序盤で確信した一皿。
アオリイカ・ホタテ・発酵白菜のタルタル仕立て

発酵白菜の酸味と乳酸の組み合わせが、アオリイカとホタテのまろやかな甘みを引き立てる構成。
軽やかなのに、あとからちゃんとトリュフの香りが追いかけてくる余韻が心地よいです。
信州十割蕎麦

ここで蕎麦!?と少し驚いたのですが、食べて納得。
十割蕎麦の力強い香りがトリュフとよく合っていて、和とフレンチをすーっと繋ぐブリッジのような一皿。
コースの流れを整えてくれる存在でした。
北海道ピルカのロースト × トリュフクリーム(白トリュフ仕様)[スペシャリテ]

このお店の代名詞ともいえるスペシャリテ。
ピルカ(じゃがいも)のローストの香ばしさとクリーミーな甘さに、白トリュフがふわっと舞い降りるように香る…まさに華やかさの極み。
これを食べに来る価値、十分あります。
金目鯛のベニエ(ケール・マコモダケ/ケールとアサリだしのソース)

衣は軽やかで、金目鯛のふくよかな旨みがしっかり主役。
ソースの深みはあるのに重くなく、そこへトリュフの土っぽい香りが寄り添って、山と海の香りが溶け合うような感覚。
バランスが絶妙でした!
常陸牛うちもものロースト(黒舞茸・花びらだけ・大黒本しめじ/ペリグーソース)

赤身の旨みが際立つうちももを丁寧にロースト。いよいよコースのピーク。
赤身の旨みをきれいに引き出した火入れに、ペリグーソースの奥深いコク、そしてキノコの香りの迫力。
そこにトリュフが重なって、香りが折り重なる“多重奏”のようなメインでした。
トリュフの炊き込みご飯


もう、香りのご褒美。
一粒一粒がトリュフの香りをしっかりまとっていて、口に入れるたびに鼻に抜ける香りが最高。
和食の技法なのに、しっかりフレンチの世界観も感じられるのが面白い。
バニラアイス(トリュフカラメルソース)

最後まで香りのストーリーを崩さないデザート。
バニラのやさしい甘さに、ほろ苦いキャラメルソースとトリュフの香りが寄り添って、ゆっくり余韻が続きます。
“終わってほしくない!”と本気で思った締めでした。
まとめ|香りの設計まで精巧に作り込まれた、稀有なトリュフレストラン
テール・ド・トリュフ東京は、ただ“トリュフを贅沢に使っている店”ではなく、香りの立ち上がり方や温度、食材との組み合わせまで丁寧に設計されたレストラン。
ひと皿ごとに違う“香りの表情”があって、食べ進めるほどに楽しくなっていくコースでした。
トリュフが好きな方はもちろん、特別な日の食事としても迷わずおすすめできる一軒です。
Terres de Truffes,Tokyo(テール・ド・トリュフ東京)
〒107-0062 東京都港区南青山2丁目27−6 レーベ南青山 1F
営業時間:
昼 11:30~15:00(13:30)
夜 17:00~23:00(20:30)
>>公式サイト


